【富山】太陽光発電システムの仕組み！システム設置の流れを解説

太陽光発電の仕組み

太陽光発電は文字通り、太陽の光を使って電気を生み出す発電方法です。

太陽光発電に利用するソーラーパネルは、太陽光が当たると電気エネルギーが生まれるという性質を有します。しかし、ソーラーパネルによって発生するエネルギーは直流電力と呼ばれ、そのままでは電力として利用できません。パワーコンディショナを通すことで、交流電力という一般的に利用される電力に変換されます。

太陽光発電によって生まれた電力はそのまま使うか、もしくはバッテリーとして蓄えられるのが一般的です。

ソーラーパネルの仕組み

太陽光発電では、ソーラーパネルを利用して電気を生み出します。ソーラーパネルは太陽電池が複数集まって構成されたものです。なお、太陽電池は名前に「電池」と入っていますが、実際の性質は「発電機」に近くなります。

太陽電池はN型半導体とP型半導体という2種類の半導体を重ね合わせて作られています。ここに太陽光が当たると、P型半導体にはプラスの正孔、N型半導体にはマイナスの電子が集まる仕組みです。そして各電極をつなぐと導線から電子が正孔に流れ、電力が発生します。

なおソーラーパネルの構成において、押えておきたいポイントとして以下の3点が挙げられます。

• セル
  ソーラーパネルの基本的な単位。セル1枚は一辺が約10cm
• モジュール
  複数のセルを組み合わせ板状に加工したもの
• アレイ
  複数のモジュールを結線したもの。屋根に設置したソーラーパネル全体を指す用語でもある

太陽光発電システムの設置計画を立てる

太陽光発電システムの設置には、事前の綿密な計画およびシミュレーションが必要です。この段階で検討する事項として以下の例が挙げられます。

• 太陽光発電システムを設置できるか否か
  屋根や家の構造によってシステムを設置できないケースがあります。
• システムを設置する規模
  設置するソーラーパネルの規模によって生み出せる電力の大きさが変わります。
• 助成金や融資の活用
  太陽光発電システムの設置には、自治体の助成金や融資を活用できる可能性が高いです。

設置計画・シミュレーションには、1～2週間程度要します。

業者に調査・見積りを依頼する

太陽光発電システムの設置業者に、設置できるかの調査および見積りを依頼します。正確な調査・見積りの実施には、建物の設計図面や、電気の検針票などを用意するのが理想です。

業者の比較・検討を行うために、見積りは複数社に依頼することが大切です。見積りには1～2週間程度かかる可能性があります。

契約締結、各方面への申請

見積りを比較し設置を依頼する業者を決めたら、次は契約締結です。契約後すぐに設置工事ができるわけではなく、太陽光発電システムの設置に関する申請を出す必要があります。

申請が必要な場所として以下のところが挙げられます。

• 経済産業省
  太陽光発電で生み出した電力を「固定価格買取制度」で売るためには、経済産業省（資源エネルギー庁）に事業計画認定の申請が必要
• 自治体
  太陽光発電システムの設置に際して助成金や融資を利用するのであれば、自治体への申請手続きも必要

申請手続きには様々な書類が必要であり、準備に時間がかかります。そのため早めの準備が大切です。

設置工事、電力会社との手続き

諸々の準備が終わったら、いよいよシステムの設置工事です。ソーラーパネルや関連機器の設置にあわせ、電気配線工事も行うケースが少なくありません。工事は数日～1週間程度要します。

太陽光発電システムが設置されたら、電力会社と受給契約の締結が必要です。契約が完了するまで、2週間から数ヶ月ほどかかります。

すべての作業が終わったら、業者による確認が実施されます。その後いよいよ運転開始です。

松下電建では太陽光発電に関するサービスも提供しています。太陽光発電システムの設置に興味をお持ちであれば、ぜひサービス案内のページをご覧ください。