富山でリフォーム！お風呂の工事期間目安と断熱工事で解決できること

在来浴室とユニットバス

浴室のタイプには「在来浴室」と「ユニットバス」があります。

在来浴室とは、壁や床がタイル張りの在来工法で作られた浴室のことです。オーダーメイドで作られるので好みに合わせて自由に設計できますが、ユニットバスと比べると費用や工期がかかります。

一方、ユニットバスは、工場であらかじめセットとして作られた浴槽・壁・天井・床などを、施工現場で組み立てて作る浴室です。在来浴室と比べて工期が短く、比較的費用を抑えられるのが特徴です。

お風呂のリフォーム期間は浴室のタイプによって異なります。それぞれのタイプのリフォームの平均的な工程と期間をご紹介いたします。

在来浴室からユニットバスへのリフォーム

在来浴室からユニットバスのリフォームの工期は、最短でも5～7日ほどかかります。

• 1日目：工事の事前準備・解体
  養生シートの設置や古い浴室の解体を行います。
• 2～4日目：コンクリート打ち・給排水管・配線配管
  コンクリートで浴室の基礎を作り、給水管・排水管や電気配線を工事します。
• 5日目：ユニットバスの搬入・組み立て
  ユニットバスの搬入・組み立て、照明や換気扇の配線などを行います。
• 6日目：内装工事
  浴室の内壁の張り替えやドアの取り付けなどを行います。
• 7日目：引き渡し

ユニットバスからユニットバスへのリフォーム

ユニットバスからユニットバスへのリフォームは早ければ2～3日で終了します。

• 1日目：工事の事前準備・解体、給排水管・配線配管
  養生シートの設置や古い浴室の解体、給水管・排水管や電気配線を工事します。
• 2日目：ユニットバスの搬入・組み立て
  ユニットバスの搬入・組み立て、照明や換気扇の配線などを行います。
• 3日目：内装工事・引き渡し
  浴室の内壁の張り替えやドアの取り付けなどを行い、引き渡しになります。

在来浴室からのリフォームは、タイル張りの床や壁を壊してからコンクリート打ちをするので、ユニットバスからのリフォームに比べて工程が増え、時間がかかります。また、マンションでは作業する曜日や時間に制約があることが多く、一般的に戸建てと比べてリフォームの工期が長くなるので注意してください。

浴室が冷える原因は断熱材の不備にあり

在来浴室（タイル張りの浴室）は、冷えやすいうえに滑りやすく、お年寄りのいる世帯にはおすすめできません。古い浴室だと気密性が低く、外気が入り込んで浴室・脱衣所が冷え切ってしまうこともよくあります。

ユニットバスは気密性が高く、在来浴室と比べて保温性・断熱性に優れています。周りを断熱材で囲めば、冷気は入り込みません。ユニットバスの浴室が冷える原因は、断熱材が適切に入れられていないことにあります。

寒いお風呂は断熱リフォームで解決！

寒さの原因である「断熱材の不備」は断熱リフォームで解決できます。

◇ 内窓の設置

浴室に窓がある場合は、樹脂製のサッシに変えることで気密性を高めることが可能です。さらに、内窓を設置することで空気の層が作られて保温効果が高まります。

◇ 断熱材の施工

ユニットバスをすっぽりと包むように、天井・壁・床に断熱材を施工すると、保温効果が増します。断熱材は湿気に強いものを用い、さらに防湿シート加工を施せばカビの発生や腐食を防ぐことが可能です。

◇ 断熱仕様の浴槽

保温性に優れた断熱仕様の浴槽を設置すればお湯が冷めにくく、浴室がより温かくなるうえに光熱費の節約にもつながります。

◇ 暖房空調機の設置

浴室暖房乾燥機を取り付ければ暖房だけでなく、浴室乾燥・換気も行えて便利です。ただし、しっかりと断熱施工が施された浴室に取り付けなければ効率が悪く、光熱費が高くなってしまうので注意してください。